- さんしょううお
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さんしょううお【山椒魚】(1)有尾目サンショウウオ科・アンビストマ科・プレソドン科の両生類の総称。 体長10~16センチメートル。 外形はイモリに似るが, 卵は多数が膠(ニカワ)質の卵嚢(ランノウ)に包まれ, 体外受精を行うなどの点が異なる。 サンショウウオ科にはハコネサンショウウオ・クロサンショウウオなど日本特産種が多い。 別科のオオサンショウウオを含めていうこともある。 古くから黒焼きや干物にして薬用とする。(2)書名(別項参照)。IIさんしょううお【山椒魚】小説。 井伏鱒二作。 1923年(大正12)「世紀」に発表。 岩屋から出られなくなった絶望的な状況の山椒魚をユーモラスな筆致で描く。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.